嗚呼、哀しきねこバス、だが・・・

「ねこバス」といえばとなりのトトロを代表するキャラクターです。冷静になって見てみると非常におどろおどろしい姿をしていますが、根強い人気を誇っています。

そんなねこバスですが、私にはかねてからの疑問があったのです。

それは・・・

ねこバスはトトロが乗るためだけに存在しているのか、ということです。

本編中ではメイとサツキも乗っていましたが、どう考えてもあれは稀な例であり普段はあんなことは起こらないはずです。

本編を見る限りでは、ねこバスはトトロを運ぶだけに存在しているように見えてしまいます。これではあまりにも哀しすぎます。

あなたもそう思いませんか?

私はこの疑問を持ち始めてからというもの、「となりのトトロ」を見ているとどうしてもねこバスが不憫でなりませんでした。

ですが、ある日今までの疑問をいっきに吹っ飛ばすような出来事が起こったのです。

その日私は「三鷹の森ジブリ美術館」にいました。ジブリ美術館では30分程度のショートフィルムを放映しているのですが、その日放映されていた作品が「めいとこねこバス」だったのです。

私はその題名を見たとたんに、ある予感を感じていました。

「もしかしたら、長年の疑問が解決するかもしれない。」

私はそんな期待を胸に、「めいとこねこバス」を見たのです。

細かい点を話すと長くなってしまいますので、大事な点だけを話すことにします。

結論:ねこバスはトトロを運ぶためだけに存在していたわけではなかった。

「めいとこねこバス」にはねこバスが出てきますが、題名を見てわかるとおりねこバスの子供が出てきます。この時点で「ねこバスには家族に営みがある」ということがわかりますので、それだけでも大きな収穫です。一日中どこかで寝ていて、トトロに呼ばれると姿を現すというわけではないことがわかりますからね。

ですが、さらに重要な点があるのです。

それは・・・

ねこバスはたくさんいる、ということです。

実のところ、ねこバスはとなりのトトロに出てきたねこバスとその家族だけではなく、非常にたくさん入るのです。しかも、新幹線のように長くて速いヤツやら、その容姿も様々です。そして、そのねこバスの一族は当然トトロ一匹を運んでいるわけではなく、たくさんの森の主(おそらく森の主だと思いますが正確には確認できていません)を運んでいるのです。

私の文章力のなさが悔やまれますが、ねこバスがたくさん出てきたシーンは実に壮観でした。あのシーンのすごさを活字で表現できない私を許してください。ただ、私はその瞬間鳥肌が立ったのを覚えています(これでご勘弁を)。

残念ながら現在「めいとこねこバス」はジブリ美術館では放映されていません。ですが、様々な作品が放映されていますから、一度は訪れてみてください、新しい発見があるかもしれませんよ。

とにかく、ジブリ美術館に訪れたことで、私の中の「となりのトトロ」の世界が大きく広がりました。

ねこバスは冷静に見ると非常に哀しい定めを背負っていますが、実は家族をもち日本中の森の主を運ぶという非常に重要な仕事を担っているのです。

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