海がきこえる 魅惑のセリフたち
2010年7月30日
- 「松野が里伽子にひかれているのを知って、僕は理不尽に腹立たしかった。」
- これは杜崎と松野が商店街を一緒に歩いている際、突然転向してきた里伽子を心配する松野に対してありきたりな対応をし、分かれた後のナレーション中のセリフです。他のやつらとは違う特別な友人が、東京から来た見ず知らずの女に現をぬかすのは確かに腹立たしいかもしません。実際私のも少々覚えがあります。こういう友人に出会えたこと自体に感謝しなくてはいけませんね。
- 「それだけやけど?」
- これは風邪で学校を休んだ武藤の見舞いに行った松野が、そのことを電話で杜崎に伝えた際の「で?」という杜崎の問いかけに対して発したセリフです。真面目で勉強のできそうなやつが、こういうボケをかましてくれると非常にほほえましくてならない。ナイスだぜ松野!
- 「またその話なの!確かに杜崎君と東京に行って同じホテルに一泊したわよ!それがあなたにどういう関係があるの!」
- これはたまたま図書館からの帰りに、学校でうわさになっていた杜崎との東京旅行のことを松野に聞かれたことに対して発したセリフです。確かに関係はないんあだけどね。ないんだけど気になっちゃうわけなのさ。武藤としても同じことを何度も聞かれることは非常にいやだったのはわかるが、これを言われたときの松野の心もようは壮絶なものであったでしょう。好きな女のことはどうしても気になってしまいます。あの瞬間松野も旅行の話を切り出したら普通ではいられないことぐらいは想像できたでしょうが、それでも気になるんですよね。しかしながら、この後好きだと告白した松野に対して「そんなこと言われるとぞっとするわ」は酷すぎですな。見事なダブルパンチを食らった松野がきちんと進学したことは実に評価できることです。頑張ったな松野!