無敵超人ザンボット3 魅惑のセリフたち
2008年11月21日
- 「じいちゃん、父ちゃん、ばあちゃん!俺たちやったよね?ちゃんと戦ったんだよね?宇宙太、恵子、一兄ちゃん!」「俺たちはつまらないことなんかしなかったよな・・・アキ!」
- これは第二十三話「燃える宇宙」でガイゾックとの最後の戦いを終え、ザンボエースと共に地球に落下してくるとき(後半は落下した直後)に勝平が弱々しく言った言葉です。第二十二話のブッチャーに続き、ガイゾックに「なぜ戦うのか?地球の人間がお前たちを祝福してくれるのか?」と問われ、命を落としていった仲間たちに勝平自身が再び問う。私は「正しかったんだよ」と少々の涙を浮かべながら呟いていました。地球の人間が愚かであるとか、悪い生物であるということはどうでもよいのだ。自分が生まれた星を守り、自分の家族や友人を守るという目的さえあれば、勝平のやってきたことは正しい。最後のシーンで地元の人々に囲まれるシーンはなんともありきたりではありましたが、私にとっては十分感動を誘うものでした。
- 「俺は勝平の家族がうらやましいぜ」
- これは第八話「廃墟に誓う戦士」で一致団結してガイゾックと戦う勝平とは反対に、家を守ろうとする母とその母を説得できない父を姿を見て宇宙太が発したセリフです。子供がもとも惨めで情けない思いをするのはいつか?それは自分の親が間違ったことをしたり、自分の親を情けないと思ったときです。自分の戦いを理解されないと嘆きながらも戦う勝平や、その勝平を支える家族を身近に見る宇宙太にとって、この期に及んで自分の家を守ろうとする自分の母親の姿はなんとも情けなく感じたでしょうし、戦おうとしながらも母親を説得す切れない自分の父親をふがいなく感じたことでしょう。私はこの宇宙太のセリフに、ひさびさにぐっと来てしまいました。
- 「まったく迷惑な話だ!ガイゾックが狙ってるのはあんたたちビアル星人だろ。あんたたちが出てってくれりゃ地球は安全なんだよ!」
- これは第四話「終結キングビアル」でビアル一世に乗り込んできた香月が神ファミリーに向かって発したセリフです。この後も神ファミリー(特に勝平)はこのような誤解から生じる非難の言葉を浴びせれれることになります。しかしながらこのようなセリフは、今まで自分たちがヒーローアニメを見るうえで持っていなかった目線を与えてくれるものです。真実を知る視聴者としては香月が間違っていることがわかりますが、もしも自分が香月と同じ立場だったとしたら、同じような思いを抱くのではないかと思います。
- 「勝平に会ったらこう言ってくれ。もし生きて会えるようなことがったら、俺はお前と握手できるってな」
- これは第十八話「アキと勝平」でガイゾックに捕まった香月が、同じくつかまっていたミッチー(勝平の友人の女の子)をバンドック(ガイゾックの旗艦)から逃がすときに言ったセリフです。初めのうちは勝平たち神ファミリーを恨み、ガイゾックが来る前から勝平と反目しあっていた香月がこのセリフを吐いたときには、なかなかにシビレました。いろいろと紆余曲折がありましたが、勝平と香月が心を通わせた(性格には勝平がミッチーからこの話を聞くときですが)瞬間なのです。
- 「他人に理解されなくてもいい。いま日本中の人がガイゾックの本当の恐ろしさを知らんのだ。だから今日本を守り、戦ってやれるるのは我々しかいないんだよ!勝平!」
- これは第六話「父が帰ってきた日」で自分たちの戦いを理解してくれない香月にたいして勝平が「俺には香月がただのわからずやにしか見えないんだ」といったことに対して勝平を諭すために言ったセリフです。このセリフは、ヒーローとは常に孤独なものであるということを思い出させてくれます。仮面ライダーは「俺がショッカーを退治しているんです!」と宣伝して歩かないし、ウルトラマンは自分の本章を隠し続けます。何も求めず、ただ人々の幸せのために戦い続けるのがヒーローなのです。到底私にはできそうにありません。
- 「あの子たちには睡眠学習をしたときに、戦闘の恐ろしさを感じないように暗示を与えてあります。」
- これは第二十話「決戦前夜」で水爆の爆発に恐怖する防衛軍隊長が、勝平たちがまったく爆発に動じていないのを驚いたときに、北兵佐ェ門が隊長に掛けた言葉です。これはなかなかショッキングな言葉ですな。勝平たちは知らず知らずのうちに戦闘に対して恐怖を感じないようにされていたわけです。ガイゾックのようなやつらを駆逐するにはこれくらい強烈なことをしなくてはならないということなのでしょう・・・にしても恐ろしいことです。
