北斗の拳には、男なら「カッコイイ!!」と思わずにはいられないような登場人物が数多く存在しています。例えば、レイやシュウなど、愛と儀に殉じて死んでいった男たちです。死ぬことが美しいとは言いませんが、「何かのために(何かを守るために)死ぬ」と言うことに、ある種の美しさがあることは間違いの無いことだと思います。そして、一度くらいはそういう人生に憧れを感じたことがあるのでは似でしょうか。北斗の拳の登場人物の魅力はそういう「男のロマン」を具現化してくれているところにあるのだと私は思うのです。
ところで
魅力的な登場人物が多い北斗の拳ですが、あなたの一番好きな登場人物はいったい誰ですか?まあ、好きな登場人物投票をすれば、確実にケンシロウが一位を獲得すると思います。でも、私なら、ケンシロウは二番目に好きな登場人物として投票するでしょう。
ではいったい誰を一番好きな登場人物として投票するのでしょうか?
題名を見て瞬時に気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、私なら「雲のジュウザ」に迷わず投票します。
大空を漂う雲のように悠々自適な生活を送りながらも、最後にはユリアというひとりの女性のためにその生涯を終える。
いわゆる「カッコイイ」の要素が凝縮されていますよね。
「悠々自適な生活」+「外見からはわからない強さ」+「ひとりの女性のために生きる」+「その女性のために生涯を終える」・・・か、完璧だ!
個々の要素を自分の物とするのは頑張ればできるかもしれませんが、全部は無理ですね。この不可能性(北斗の拳に限ったことではありませんが)がやはり魅力なのです。
また、死際の壮絶さもなかなかのもです。ひとりの男にあそこまでさせてしまうユリアという女性はすごいですね。ユリアに出会った男はことごとくユリアに恋しますが、普通あれだけもてたらだめ女に成り下がりそうなものです。それでも、ケンシロウを愛し続けたユリアはえらいですなあ。
おっと!少々はなしがずれましたね。
初登場の時のジュウザは、随分と軽いヤツでした。当然読者としては「きっと強いのだろう」とは思うわけですが、あそこまで壮絶な死を想像はしなかったでしょう。その登場時の印象とは裏腹に、ジュウザもまた他の強者同様に愛に殉じて死んでいきました。ことごとくカッコイイヤツです。
このようにジュウザが具現化してくれた男のロマンは、普通は遠く雲の上にある手の届かないものです。ですが、「北斗の拳」のなかで戦うジュウザの姿に自分を重ねることで、ほんの少しでも男のロマンに近づくことができました。
ジュウザよありがとう!
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